青空治療院と私
私は、青空治療院に通い始めてはや約9ヶ月経ちました。きっかけは,月経過多です。
症状は20代の頃からでしたが、当時は夜勤を伴う仕事とストレスが主な原因で、子宮内膜症や月経困難症、月経前症候群というのは常に私にとって悩みのタネでした。
就職のなかなか決まりにくい時代の中で、学生時代を謳歌し田舎に戻らず自活していくことは、親を安心させ何より自分に自信を持てることでもありましたが、精神的なプレッシャーは相当なものでした。
とにかく仕事は生活がかかっていましたので、病院へ行っても薬あっての対症療法しかありません。そして、どの病院に行っても『出産すれば子宮内膜症は治る人が多い』というお医者様からのお言葉。独身時代は、未来への漠然とした不安はありましたが、まだ若いのが救いでした。それに希望を持つしかありませんでした。
時は経ち、幸い結婚にも子宝にも恵まれましたが、出産したからといって月経が軽くなった実感は全くありませんでした。
主人も私も実家が遠く両親を頼れない暮らしの中、ひたすら育児に追われる毎日でした。
息子を幼稚園バスに乗せた後、帰りのバスまで痛み止めの点滴を続けたこともありました。
今になって思えば、もともと冷えによる不調やストレスをギリギリまで抱え込みやすい性格のために、子宮が本能的に痛みでストレスを発散していたのかもしれません。
その頃の私は、元気な時もあるけれど、そうじゃない時もある。(むしろ、そうじゃない時の方が多い?)どれも本当の自分であるはずなのに、気持ちの差が激しく、なんだか身体が心とうまく繋がってない感じでした。
そして、日々のスケジュールを必死にこなしている身体に対して、どんどんついていけない自分の気持ちを否定して、時に追い詰めて、さらに罪悪感でいっぱいにしてしまう。次第に心が閉じていきました。
誰かに相談したくても、相談する前に相手がどう反応するかどんな言葉をかけられるか、想像がついてしまうのです。ですから、恐れることも多くなり、起きていないことまで心配して眠れなかったりこっそり泣いたりしていました。
主人や子供がいて、じゅうぶん幸せな自分がいるはずなのに、突然訪れる焦燥感と孤独な自分。漠然とする不安感が常にありました。
言ったらますますつらくなるから、言いたくても必死になって我慢していた言葉。『私ってダメだなあ』、『死んだら楽になるのかな』
だけど、そんなこと言ってられない!
子供の前では元気のいいお母さんでいるために頑張らないと!
ネガティブな自分に酔いしれてどうすんの?
頭ん中でさえ愚痴ひとつ言えねーのかよ!
あんたのせいで、家族がおかしくなったらどうするの?
等。。
たくさんの自分が頭の中で言い合いをしています。
張り詰めている分だけふとした瞬間に涙がこぼれてしまうことも多くありました。
・・・ああ、どうして私は要領が悪いんだろう。
またそんな自分に自分自身が疲れてしまう連続でした。
心身ともにバランスを崩したのは、なにも結婚や出産がきっかけだったわけではありません。きっと子宮の病気になる以前からのものだと思います。
実は、生きづらく感じやすかったり、しんどい思考回路なのはずいぶん昔からです。
思えばかなりの年季ものです。年季の入ったネガティブな感情を切り替えるには、相当なエネルギーを伴います。わかっているからこそ、無意識に離れようとし、結局繰り返す。何かのきっかけで爆発してしまうんじゃないかという恐怖も出てくる。モヤモヤした悩みの中の、核の部分、いつになっても本質的な部分は変わらないのです。
これは生理云々の問題じゃないな・・・。
きっと、私が自分で作り上げてしまった思いグセが長年強化されてしまっている。それだからこそ、心の持ち方も影響されて、身体も不調なのだ。
心と身体は繋がっている。
芯からやっと向き合おうとした自分をごまかしたら、もしかして私は一生変われないかもしれない。
では、私にとっての具体的な悪いクセとはいったいなんだろう?逆にいいことってなんだろう?
自分のことはわかているようでわかっていない部分。
それを知ることが、身体の様々な不調を治す手がかりになるんじゃないか?
それを知れたら、今まで抱えてきた生きづらさも自分で癒やして認めることができるのかな?
受け止められたら、これからは生きやすくなるのかな?先に進めるのかな?
この時期を逃したらいけないことだけははっきりと意識できました。
はっきりと感じたことだけを意識したら、今ここで自問自答して、こたえを見つける必要はないのだと気付きました。
それにもう、自分にしっくりくる言葉を焦って探そうとしたり表現するのは疲れた、と思いました。
単純に、ううう、もういいや(;∀;)ってなりました。
やりすぎの境地です。
ここまできたら、振り切れて、もはや許せました。
えええい!!面倒くさい、ずっと頭で悩むより行動しよう。
一回シンプルに戻ろう。
よし!今年は、心と身体にいいことにとことん挑戦してみよう。
もうこれでいいじゃん。
私、そろそろ本当の意味でのポジティブになりたい。
なりたい自分に気付いた時、自然と心が軽くなりました。
あれだけ悶々としていたはずなに、労ったり癒やされたいと思う自分に不思議と何の罪悪感も感じませんでした。。それよりも、心も身体も元気になろう!と勇気が出ました。
そして、出口のない悩みより、これからは生産的な悩みに立ち向かえる心を持ちたい。
ピンときたところに行こう。
そう思って飛び込んでみたのが青空レディースクリニックと青空治療院でした。
それはそれはもう、野性的な勘でした。
おわり